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テレビドラマ「鬼平犯科帳スペシャル~泥鰌の和助始末~」

金曜プレステージ・新春大型時代劇。フジテレビ系2013年1月4日(金)21:00~22:52。原作=池波正太郎「泥鰌の和助始末」「おみね徳次郎」(文春文庫刊) 脚本=金子成人。音楽=津島利章。監督=吉田啓一郎。

出演=中村吉右衛門、多岐川裕美、梶芽衣子、蟹江敬三、勝野洋、中村又五郎、尾美としのり、酒井美紀、寺島進、石橋蓮司、中村敦夫ほか。

腕の良い大工だった和助(石橋蓮司)は、盗賊の惣七(寺島進)とその手下・鎌太郎(吉見一豊)に、「お盗め」の相談を持ちかける。「お盗め」の予定を明らかにしない和助に、鎌太郎は腹立ちを覚えるが、惣七はこれを了承する。

鬼平1

和助は、恩義のある親方が亡くなった後に、徳次郎(福士誠治)を引き取り育てていた。その徳次郎は、おみね(酒井美紀)という女性と知り合い、やがて深い仲に。おみねは、小さいころに惣七にさらわれた過去を打ち明け、徳次郎と一緒に江戸を離れたいと話す。

鬼平2

池波正太郎生誕90年ということで、製作者側にも、力が入っているようだ。これまでのSPと較べても、明らかに出来が違っている。鬼平の過去や、悪党との30年前の因縁が明かされる。新しい鬼平の登場だ。

鬼平3

ストーリーが複層的に進み、過去の作品に較べると重量感が増している。面白さにおいても優っている。敵役に長老ではなく、中堅の演技派を起用したのも、成功の一因だろう。一応老け役だが、役作りに手抜きはない。

サブ・エピソードの色模様も、見せ場のひとつになっている。若いイケメンと蕩けるような年増。酒井美紀の熱演が色っぽい。時代物なので、ベッドシーンは抑制された描写だが、悪くない出来だ。

それにしても、江戸時代の盗賊は、実に気の長い、綿密な計画で押し込みを働いたものだ。丁稚や下働きの引き込み女を何年も住み込ませ、標的を調べ尽くす。急ぎ働きの強盗は別だが、正統派の盗人は一種の芸術家と言えるだろう。本作の泥鰌の和助は、中でも芸術的だ。腕のいい大工で、いつかのために仕掛けを隠している。そのからくりは、余人に真似が出来ないものである。

30年前の因縁とは何か。血も涙もある鬼平の裁きとは、今回は欠点が少ない、つまり瑕瑾のない作品に仕上がっている。江戸の風俗もリアルにとらえられていて、時代劇の醍醐味も味わえる。久しぶりに傑作を見た、と言ってもいいだろう。

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テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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テレビドラマ「剣客商売 御老中暗殺」

2012年8月24日(土)21、00時~22、52分 金曜プレステージ放映。制作=フジテレビ 松竹株式会社。原作==池波正太郎「剣客商売」(新潮文庫刊)「女武芸者」「御老中毒殺」

企画=成河広明、武田 功(松竹)プロデューサー=足立弘平(松竹) 脚本=金子成人。監督=山下智彦

出演=北大路欣也、杏、貫地谷しほり、斎藤 工、山田純大、山田明郷、上田耕一、神保悟志、古谷一行、國村 隼ほか

剣客商売

あらすじ=諸国を巡っての修行の旅から江戸に戻り、父・秋山小兵衛(北大路)の世話で道場を構えた秋山大治郎(斎藤)は時の老中、田沼意次(國村)が催した剣術試合で無名ながらも七番も勝ち抜き、意次をはじめとして場の注目を集める。

後日、その大治郎のもとに家名は伏せられたが大垣四郎兵衛と名乗る男がやって来る。先日の剣術試合での活躍を見て、大治郎に腕を見込んでの頼みがあるという。ある人物の両腕を切り落とすのではなく、骨をたたき折ってもらいたいというのだ。

前金で五十両出すというが、肝心のどこの誰を相手にするのかを教えない。結局、大治郎はその話を断るのだった。

感想=CSテレビで藤田まこと、小林綾子版が再放送されている。たまに見るが、二人とも適役だと思う。他の配役も、おおむね好評だったらしい。本放送の視聴率もよかった、と聞いている。

今回のスペシャル版は、北大路欣也、貫地谷しほり、というコンビ。これが感覚的に受け付けるかどうかが、評価の分かれ目になるだろう。私的には、貫地谷しほりの下女に違和感があった。

他の配役も、馴染めなかった。若手を重点的に起用したようだが、これがいずれも裏目に出ているのだ。個々の俳優はそれぞれいい味を持っているはずなのに、役に生かされていない。キャスティングの失敗といえる。

主役の北大路欣也、ベテランで実績もあるが、本人もいうように、これまで直球の役ばかり演じてきた。こういう変化球は、北大路の重厚な貫禄が邪魔している。先年の大河ドラマ「お江」における徳川家康が印象的だったので、そのイメージとの差が、どうしても払拭できない。

老中暗殺の陰謀は、実際にもあったようだ。権勢をほしいままにした田沼意次に対して、嫉妬した親藩がいたのは事実である。本作では一橋家との対立が題材となっている。陰謀が少しづつ明らかになっていく過程は、スリルがあった。

そこはいいのだが、老中のご落胤として、女剣士を登場させたのは、不自然だ。剣法もぎこちなく、特訓があまり生かされない。内容を華やかにしようとしたのだろうが、成功とは言い難かった。

全体の評価としては、合格とはいえないだろう。キャスティングのミスが痛い。シリーズ化は難しそうだ。「必殺仕事人」における東山紀之のような強力な後継者を探さない限り、スペシャルで終わりそうな気がする。

テーマ : フジテレビ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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テレビドラマ「悪女について」

制作=TBSテレビ。放送日=2012年4月30日 (月) 21:00-23:24。原作=有吉佐和子悪女について』(新潮文庫刊)脚本=池端俊策。演出=鶴橋康夫。

出演=沢尻エリカ、渡辺大、船越英一郎、東ちづる、余貴美子、上地雄輔、中原丈雄、高林由紀子、鈴木砂羽、高畑淳子、浅田美代子、西田敏行ほか。
悪女について

梗概=昭和61年、日本が高度成長の真っ只中でバブル経済に浮かれていた頃、一人の女性実業家がビルから転落死した。彼女の名前は、富小路公子(沢尻エリカ)。20歳で彗星のように実業界に現れ、一代で巨万の富を築き、才女・魔性の女といわれた公子が謎の死を遂げた――。

自殺か他殺か…多くの恨みを買っていた公子の死に、さまざまな憶測が飛び交った。その公子を15歳の頃から知る沢山栄次(船越英一郎)も、公子の死が理解できない一人だった。小さなラーメン屋で稼いで憧れの宝石店を開き、経営の勉強のために簿記学校へ通っていた沢山は、そこで公子と出会った。当時、鈴木君子と名乗っていた彼女は、母のブローチをみせ、沢山に鑑定を依頼してきたのだ。

感想=何かとお騒がせな沢尻エリカが主演した話題作。バブル時代を駆け抜けた、ある意味では時代の寵児だった女の短い生涯を描いた力作だが、その出来映えは如何に。

悪女と聞いてすぐ思い出すのは、ハドリー・チェイスの「悪女イヴ」と「ダブルショック」だ。いずれも通俗的なハードボイルド小説だが、典型的な悪女が描かれている。前者はフランスで映画化された。主演はジャンヌ・モロー、邦題は「エヴァの匂い」だった。

ジャンヌ・モローと較べられては、誰も勝てないだろうが、沢尻エリカは間違いなくミスキャストだろう。悪女を演じるには未熟すぎるのだ。もちろん、ビジュアル的には申し分ない。上玉中の上玉、といっても過言ではない。

だが、演技者としては発展途上の女優。演技の幅はまだ狭い。良家のお嬢さんなら問題ないが、激動の時代を生きた女はいささか無理筋だった。惜しい。そこが致命的だ、と感じない人には、抵抗なく鑑賞できたかもしれない。

制作、監督、脚本とも、業界のビッグネームである。破綻なくドラマをまとめている。悪女に変貌していく過程は説得力に欠けるが、時代背景を巧みに織り込んで、興味を繋いでいくテクニックは、さすがと思わせる。

彼女と関わった人々の回想によって、実像に迫る手法もソツがない。そこに驚きというか、新しい発見はないものの、彼女が本当に愛した男は誰だったのか、と想像させる手がかりは残されている。

20人以上の関係者の中から、男3人の証言を中心に据えたのは、男から見た女像を描きたかった、ということか。その点は、エヴァ・ガードなー、ハンフリー・ボガード主演の「裸足の伯爵夫人」に似ている。

だが、ここは誤算だったような気がする。むしろ女から見たほうが、彼女の悪女ぶりが際立ったのではないだろうか。男の視点だと、最近話題の二股俳優の女版になってしまう。三ツ股をかけた悪女では、単なるセックス・スキャンダルではないか。

冒頭、ヒロインのアップがあり、深キョンによく似ているな、という印象を持った。カメラが引くと、そこには紛れもないエリカ様がいたが……。欠点のない美女だが、老け役には無理があった。彼女の魅力が、役作りを邪魔しているのだ。

全体的にベテランの手によって手堅いドラマに仕上がっている。反面、新しさはない、ドラマ化する必然性も低い。エリカ様を生かす企画でもないような気がした。視聴率は14,7%。予想よりも上回ったらしい。点数を付けるとしたら、エリカ様に免じて55点くらいか。

テーマ : TBS
ジャンル : テレビ・ラジオ

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スペシャルドラマ「必殺仕事人2012」

必殺仕事人2012
テレビ朝
日系 2012年2月19日(日) 21:00 ~ 23:10 放送。制作=ABC、テレビ朝
日、松竹。脚本=寺田敏雄。監督=石原興。音楽=平尾昌晃。主題歌=The SHIGOTONIN『鏡花水月』(ジャニーズ・エンタテイメント)

出演=東山紀之、松岡昌宏、田中聖、野際陽子、中越典子、剛力彩芽、満島真之介、六平直政、田口浩正、生瀬勝久、和久井映見、高橋英樹ほか

南町奉行所見廻り同心・渡辺小五郎(東山紀之)は、新たに設けられた本町奉行所に転属となった。新しい上司・増村倫太郎(生瀬勝久)から命じられたのは、遊郭の裏座敷に設けられた違法の賭場への潜入捜査だった。

女郎買いの客になりすまし、にぎわう賭場に潜り込んだ小五郎の前に、弥勒坊燕斎(高橋英樹)なる男が現れる。燕斎は、「世の為、人の為」を合言葉に、幕府の普請改役から次々と大きな土木仕事を受注していると噂の「塵尽会」の棟梁だった。

燕斎の姿を見た小五郎は驚きを隠せない。というのも、燕斎は、常磐津の師匠をしている花御殿のお菊(和久井映見)の知り合いの男だったからだ。お菊が「仙吉さん」と呼んで慕う燕斎だが、小五郎は、只者ではない雰囲気を感じ取ったのだった。

主水がいない必殺仕事人は、クリープのないコーヒーみたいにもの足らない。仕事人が3人しかいないという寂寞感も否定できない。要するに見せ場がひとつ減ったわけだから、その分、面白さが減点されるのは仕方がないだろう。

が、死者は戻ってこない。仕事人を補充する手もあるが、今回はその方法を採らなかった。残された3人で頑張るしかない。あとはどんなゲストを呼ぶかだ。ベテラン高橋英樹と、剛力彩芽という超新星を招聘したが、これはあまり成功したとは言い難い。

初めての悪役に挑戦したベテランだが、イメージ的に悪役が似合わないのだ。桃太郎侍をはじめとする正義の味方、高橋英樹に悪役は務まらないことを発見した。しかも土建屋の元締めみたいな小悪党では、演技の幅も狭まろうというものだ。

悪としての魅力に欠けている。対する剛力アヤメちゃん。超可愛い箱入り娘は適役だが、エピソードに無理があった。出入りの庭師との初恋はいいのだが、家出してまで男を追っかけるのは現実的ではない。箱入り娘はどこまで行ってもお嬢さんでいてほしかった。

人物関係にはヒネリがあって、これはよく出来ていた。最後には一種のどんでん返しがあり、なるほどそうきたか、と感心したほどである。経師屋の涼次がカレーライスやハンバーガー、ポテトチップスまがいの食べ物を考案する、という遊び心も悪くない。

東山紀之の端正な美貌は魅力的だし、残りの仕事人もそれなりに頑張っている。が、やはり仕事人が3人というのは淋しい。しかも悪のスケールが小さいので、見せ場が盛り上がらないのだ。これはかなり致命的ではないか。

吉原の絢爛たるセットや、ラスベガスのような賭場が出てきて、華やかな時代劇の楽しさもあるが、庭師とお嬢さんの道行きがちょっとだれるのが惜しい。全体に中途半端な出来になっている。好きなシリーズなので、巻き返しに期待したい。大甘で70点。

テーマ : 時代劇
ジャンル : テレビ・ラジオ

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大河ドラマ「平清盛」

スタートから1カ月で早くも黄色信号がともっているようだ。松山ケンイチ主演のNHK大河ドラマ「平清盛」の視聴率が低迷しているとのこと。

兵庫県知事による「画面が汚い」発言が影響したのだろうか。初回18.8%→17.2%→18.1%で、4回目は15.7%まで落ち込んだ。

しかも大河は「幕末、戦国に次いで源平合戦モノは視聴率が取れる」というヒットの法則があるようだが、それなのに、なぜパッとしないのか。

ある大学教授によると、「ひと言でいえば、今回の大河は“遠い”存在。平清盛が活躍したのは平安末期と、現代人が想像しにくい時代で親近感が抱きづらいのです。また源平合戦とはいえ、ヒーローの源義経ではなく、敗者といったネガティブなイメージが強い平清盛を主役にした作品では感情移入がしづらい。加えて、清盛が白河法皇の落胤(らくいん)という設定は飛躍し過ぎた感もある。時間と気持ちの面とダブルで遠さを感じさせるのが、要因のひとつでしょう」

「清盛は名前こそ有名ですが、織田信長や徳川家康と違ってどんな人物か、誰もが把握している存在ではありません。となれば、制作側は丁寧に説明する演出が求められるが、そのフォローが欠けている」

NHK放送文化研究所が「日本人の好きな歴史上の人物トップ10」なる調査を発表している。それによると、義経は7位だが清盛はランク外――。

取り上げる人物を間違えたのか。
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プロフィール

中年ジュリー

Author:中年ジュリー
6月14日 東京生まれ 双子座 東京在住
好きなタレント=長澤まさみ、剛力彩芽
趣味=プチ旅行、DVDで映画鑑賞、ひとり酒、B級グルメ食べ歩き、昼寝

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